2015年05月24日

昭和の登記

家屋敷というものは、そこにある限り親族が住んだり立て替えたりと、特に難しい事を考えずに受け継いで行くもののようですが、法律はそうではないようですねたらーっ(汗)

先月実際に有った話ですが、私の叔父が土地(愛知のかなりの端の方です)を相続したら、名義のほとんどが先先代の故人(昭和の時代)なっていたそうです。

叔父の家は、長男が亡くなって二男が海外にいる為相続を譲り、三男の叔父が遺言状によって土地を管理する事になったのでかなり"ややこしい"状況で、さらに個人名義の不動産が出てきたものですからもう素人ではどうしようもない状況でした。

固定資産税というものがありますので、どこでそのような事になったのかはわかりませんが早急に、正しい名義に替えなくてはいけません。

また、不要な土地などをそのままにして税金を払うという余裕もないので私の父に相談に来ていました。

税金関係は、「判らなかった」といって放っておくと大変なことになるので、まずは専門家に相談をしなくてはという事になり、ソファーでそれを聞いていた私が、ノートパソコンに名古屋の司法書士事務所をリストアップして「名古屋の相続屋さん」という、それ専門の事務所に連絡する事になりました。

幸い、今回の相談のような世代をまたがった名義の手続きを得意とする専門家を紹介してもらい、すべて任せることになったようです。

戦中戦後などの場合、名義関係がうやむやになったり、素人には分からない手続きで所有者のあいまいな財産というのがまだまだあるそうですから、何らかのリスクを負う前に、きちんとした手続きをしておくことは重要だなと思います。

正直言って叔父の件が無ければ、司法書士と言う仕事について知ることもあまりなかったなと思います。

それどころか、はじめてその話を聞いた時は「運転免許証の書き換えの時に書類を代書する看板を持ってる人?」とか、トンチンカンな事を言って、叔母に「それは行政書士の営業でしょ?」と言われて「ふーん」と思っていたくらいのレベルなのです。

ネットで調べてみればすぐわかった事なのですが、司法書士は法務省管轄で、行政書士は総務省が管轄。

行政書士は文字通り行政、官公署に提出する書類、権利義務又は事実証明に関する書類を作るのが仕事です。

対して司法書士は、その名称通り司法、つまり裁判所(地方裁判所、簡易裁判所、家庭裁判所など)に提出する書類を作成するのが仕事です。

何となく区別がついたのは友人が債務整理をしたときにその手続きを依頼していたので、そのあたりからようやく区別がついたというお話。

また、相続にも関係しますが何らかの金品を法務局に供託するような事態にも対応しますし、意外なところでは外国人帰化申請手続なども司法書士の仕事のようです。

私は社会人になってだいぶ経ってから、ようやくこの違いについて知ることが出来たのですが、このような事をちゃんと知っている人は、実際に困ったことが起きて利用した経験がないと、案外少ないのではないでしょうか?

でも実際に何かがあってからでは慌ててしまいますし、こう言ったきっかけで、法律の専門家がどんな仕事をしているのかを知ることが出来て、一般常識の幅が広下ることが出来てとても良かったなと思っています。
posted by ya!ya!ya! at 23:40| 法律行政